夏の終わりから秋にかけて旬のプルーンを使った、季節・期間限定のケーキです!酸味が効いているケーキなので、砂糖が入っていない生クリームをたっぷりと添えて、一緒に食べるのがドイツ流。
このケーキ、実はZwetschgenkuchen(ツヴェッチゲンクーヘン)、Pflaumenkuchen(プラウメンクーヘン)とも呼ばれています。
使用するプルーンの種類によって名称が変わりますが、今回は旬であるツヴェッチゲンを使ったドイツ風プルーンケーキのご紹介(プラウメンは通年販売されています)!ドイツのプルーンについては、コチラの記事に詳細をまとめました!
ドイツではStreusel(シュトロイゼル)と呼ばれる、砂糖をトッピングで加えたものや、ベイクドチーズケーキに混ぜて焼くなど、様々なプラムケーキがあります。
今回はシンプルな王道・定番のプラムケーキをモダンにアレンジしたレシピです。
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
20㎝のタルト型1台分
- パン生地
80g | 準強力粉または中力粉※ |
小さじ1/2 | ドライイースト |
40ml | 牛乳 |
10g | グラニュー糖/砂糖 |
10g | 卵 |
ひとつまみ | 塩 |
※小麦粉は薄力粉40g、強力粉40gで代用してもOK
- クッキー生地
75g | 薄力粉 |
50g | 無塩バター |
25g | グラニュー糖/砂糖 |
ひとつまみ | 塩 |
- フィリング
約400g | プルーン |
30g | ビスケット |
- 最後にアプリコットジャム大さじ2と水大さじ1を使用
- 直径20cmのタルト型を用意
- 型の準備の際に、30gビスケット(もしくはパン粉)を使用
生地作り
このケーキに使用する生地は、パン生地とクッキー生地を合わせたものになります!ドイツでは様々なケーキの土台として、使われている生地ですね。
- まずはパン生地を作ります。
ボウルに、準強力粉または中力粉、グラニュー糖/砂糖、ドライイーストを入れて、ゴムベラで混ぜる - 牛乳、溶き卵、塩を加えて、ゴムベラで混ぜる
- 台にうつして、約3分手ごねする
右ななめ上、左ななめ上とV字型にこねることで、力もこめやすくなり、生地をツヤが出ます
- 表面がツルンとなるよう、生地を丸める
- ボウルに生地を入れ、布巾をかけて約20分発酵
参考…気温24℃湿度42%
- 次にクッキー生地を作ります
無塩バターはレンジに入れて柔らかくしておきましょう
無塩バター、グラニュー糖/砂糖、塩をボウルに入れて、ゴムベラで混ぜる - 薄力粉をこして加え、さらに混ぜる
生地をゴムベラで切るように切って混ぜましょう!
- 適宜ボウル内で生地を手でねし、生地がひとかたまりになるまで混ぜる
- パン生地と手でよく混ぜ合わせる
- ラップに包み、冷蔵庫で30分休ませる
型の準備
- 20㎝型の底部分のみ、クッキングシートを敷く
※底が取れない型の場合は、全面サラダ油を塗るだけでOK! - 型の側面・周りにはサラダ油を薄く刷毛で塗る
- 冷蔵庫から生地を取り出す
- 型より大きく、打ち粉をして、約3㎜の厚さに麺棒でのばす
- 型に入れる
押し込みながら微調整しましょう! - 型からはみ出した、余分な生地を小さなナイフなどで切り落とす
- 底全体にフォークで穴を開ける
- ビスケットを砕く
水分が多く出るので、吸収させるためにビスケットを使用します。代わりにパン粉を使用してもOK! - 型にビスケット(パン粉)を平らになるよう、敷き詰める
プルーンの飾り付け
- プルーンを洗う
- 半分に切り、種を取り除く
包丁で実の半分にグルっと一周切れ目入れ、半分切ると、きれいに身が取れます!アボカドを切る時のようなイメージですね。詳しくは動画をご覧ください!
- 2㎜くらいの厚さに切る
1つだけ後で使用するので切らずにとっておく
- 型の外側から立てるように、少し重なるように並べていく
- このまま真ん中までぎっしり敷き詰める
真ん中直径5㎝ほどは開けておく
- プラムを間があかないよう、びっしり詰めて、並べる
- 1つとっておいたプラムを1㎜の厚さに切る
- まな板の上に少し重なるように並べ、崩れないように丸めていく
5㎝くらいの大きさになったら型の真ん中に置く
- 全体をチェックして、隙間があるようなら残っているプラムで埋める
- 布巾をかけて15分発酵
その間にオーブンを180度に予熱 - 分量外のグラニュー糖を少量振りかける
- 180度で30分焼く
綺麗なプルーンケーキになりました!最後の仕上げをしていきます!
仕上げ
- アプリコットジャムと水を鍋に入れて、スプーンなどでかき混ぜながら、沸騰させる
- 刷毛で表面を薄く塗る
- 型から外す
完成
ドイツ流は砂糖を加えていない生クリームをたっぷり添えて食べます。
夏の中盤から秋にかけて、ドイツではどのカフェでも見られる季節もののケーキです。このプルーンケーキを街で見かけると、ドイツの短い夏が終わるなぁ…と実感しますね。
ぜひお試ししてみてください!
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