”ドイツパティシエのブログ”のレシピは、パティシエマイスター資格を持つドイツ在住23年の僕が監修しています。
しかしなぜ、ドイツ在住23年、日本を離れて長いドイツ暮らしの僕が、おいしい和食や日本人好みのレシピを作れるのか。
答えは、
僕の両親が食に関するスペシャリストだからです。
父は、日本食の板前。
母は、パン教室の先生。
そんな二人の影響を受けて、僕も食の道へ進むこととなりました。
まず僕の父親は、日本で板前でした。
料理人は家では料理しない、という話を聞いたこともありますが、父は家でも家族のご飯をなんでも作ってくれていました。
例えば幼いころキャンプをしていた時、僕の友達や家族の前で大きな魚をさばいて、料理をふるまってくれたのです。幼な心にも、父は誇らしい存在でした。
そんなあるとき当時勤務していたホテルチェーンで、ドイツ支店の異動が決まりました。
そこで一念発起。
ドイツで家族への移住を決めました。
当初は数年の契約でしたが、ドイツ生活が気に入り、そのまま現地採用として雇用契約を切り替え、ドイツに定住しました。
一方母は、ドイツに来てから食の道を極めました。
ドイツは正直食文化に関して、フランス、スペイン、イタリアに比べると、美食の国とは言えないと感じます。(もちろんおいしいレストランもあります)
ドイツのソウルフードといえば、
じゃがいも、ソーセージ、ビール…が現実
そして例外なくパンも日本人好みするパンではありません。
硬くて、ずっしり重くて、時々酸っぱいような、しょっぱいような…
日本の美味しい食パン、総菜パン、菓子パンを食べたい!
という母の思いや、僕たち子供たちの希望もあり、独学でパン作りを始めました。
いつの間にか、母のパンがおいしいと噂がうわさを呼び、
同じように日本のパンを恋しく思っている主婦友達の輪が広まった結果、
パン教室を開く運びとなったのです。
和食のスペシャリストの父と、パン教室の先生をしていた母。
二人の背中を小学生の時から見ていた僕は、
すっかり影響されて、自分もキッチンに立つようになりました。
そしてドイツで成長し学校で進路を決めるときに、
パティシエになることを決めました。
なぜ調理師ではなくパティシエだったかというと、
お菓子の方が興味があったから、という単純な理由です。
僕自身、手先も器用で几帳面、我慢強い方なので、お菓子作りで時々必要とされる、長時間神経を使うような細かい作業も、得意だったことが大きかったです。
また数年に一度日本に帰省していた為、日本独特の食文化である、あんこ、抹茶、うまみなど、経験として記憶に残っていました。
しかし僕は、ドイツでパティシエと調理師の勉強と修行をしました。
厳密にプロの資格として言えるのは、ドイツやヨーロッパ料理のパティシエと調理師です。
つまり、団子などの和菓子や、和食の調理師の勉強や修行経験はありません。
しかしどら焼き、みたらし団子なども大好きですし、カレー、お好み焼き、牛丼などの和食や、ちくわ、明太子、寿司など、日本独特の食べ物も大好きです。
今後日本で人気のお菓子やパンのレシピもご紹介していく予定ですが、それらに関しては、ドイツパティシエが趣味の範囲でつくったもの、と考えて頂けたら幸いです。
ドイツお菓子に興味のある方は、食べたいレシピなどを、お問い合わせフォームからお願いします。
希望のメニューを検討させて頂きますので、
お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いします。
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