昔5つ星ホテルで働いていた時、アフターヌーンティーでおかわりをする人が多かった好評のスコーンレシピを、自宅で作りやすいように少し変えた作り方でご紹介します!
ポイントを抑えると、綺麗な割れ目ができ、外はサクッと、中は柔らかい本格的なスコーンが楽しめます。ぜひご自宅でアフターヌーンティーをスコーンと一緒にお楽しみください!
<ポイント>
- バターや卵などの水分は冷やして入れています。生地の温度が上がりすぎないようにしましょう。
- スコーンのさっくりした食感を出すために、こねすぎないでください。必要なグルテンは生地を伸ばした時などに作られるので大丈夫です。
- 生地を型で抜くときは小麦粉を予め型につけて、くっつかないように型抜きしましょう。焼いた後、側面が綺麗に見えるためのひと手間です。
- 今回はクランベリーを使いましたが、ドライフルーツ、ナッツ、チョコレートもオススメです。
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
45g | 無塩バター |
210g | 薄力粉※① |
小さじ2(7g) | ベーキングパウダー |
15g | グラニュー糖/砂糖 |
ふたつまみ | 塩 |
1個 | 卵 半分は生地用 残りは生地に塗る用 |
45ml | 牛乳 |
45g | 無糖ヨーグルト |
20g | クランベリー |
適量 | イチゴジャムや クロテッドクリーム※② |
※①薄力粉はMehl405を使用しました。ドイツ在住者はコチラもご参考ください。
※②クロテッドクリームの代わりにマスカルポーネチーズを使用しましたが、こちらもオススメです。泡立てた生クリームでもOK
クロテッドクリームとは?
クロテッドクリームはイギリスのアフターヌーンティーで出されるスコーンには欠かせないものですね。Clotとは”塊”という意味の言葉です。脂肪分の高い牛乳を煮詰めて一晩寝かせ、表面で凝固した乳脂肪分を集めて作られています。クリームを作る際に、成分が上昇して表面が塊のようになことが、名前の由来となっています。
バターや生クリームと比べられることが多いですが、脂肪分は60%ほどで、バターよりも少なく、生クリームよりも多い、ちょうど中間に位置していますね。バターほどこってりしてないですが、生クリームよりもコクを感じる味です。
ちなみに、残念ながらクロテッドクリームは開封してしまうと、早く悪くなってしまうので、早く消費してしまいましょう。冷凍保存もできません。
事前準備
- クランベリーが大きすぎる場合は、事前に細かく刻んでおく
- 型抜きはΦ6㎝丸型を使用しましたが、自宅にあるお好みの型を使ってOKです
作り方
- 無塩バターを小さく切り、30分ほど冷蔵庫で冷やす
- 薄力粉をこしてボウルに入れる
- グラニュー糖/砂糖、塩、ベーキングパウダーを入れ、泡立て器で混ぜる
- 卵をかきまぜ、半分のみ使用
卵、牛乳、無糖ヨーグルトをボウルなどに入れスプーンなどで混ぜたら、使用するまで冷蔵庫で保存 - 粉類が入ったボウルに冷たいバターを加える
こねないようバターをすりつぶすようにして、手で混ぜ合わせる
バターが混ざり、粉状になったらOK!
- 冷やしておいた卵など混ぜたものを加え、さらに手で混ぜ、粉っぽさが無くなるまで混ぜる
- 量りで重さを確認しながら、生地を半分に分ける
- 片方を麺棒でのばす
- そののばした生地を更に半分に分け、重ねる
- 再び麵棒でのばし、同様に半分に切り、生地を重ねる
- ラップにつつみ、冷蔵庫で15分生地を休める
今回はプレーンとクランベリースコーンのレシピです。次はクランベリースコーンの生地を作っていきます!
- クランベリーが生地全体に混ざるよう、生地と合わせる
もしクランベリーが大きすぎると感じた場合は、事前に細かく刻んでおきましょう
- プレーンスコーンと同じ工程を繰り返す
同様にラップに包み、冷蔵庫で15分生地を休める
- 打ち粉をして麵棒で生地を1.5㎝ほどの厚さに伸ばす
- 型抜きをする
事前にタッパーなどに小麦粉を入れておきます。そして必ず型を予め小麦粉につけてから、型抜きをしましょう!側面が綺麗になります。
スコーンの焼き上がりの際にも、側面が綺麗だと見栄えも良くなります!
- 余った生地を再びまとめ、麵棒でのばし、型抜きをする、という工程を、生地が無くなるまで繰り返す
今回は合計8個のスコーンができました - 事前に天板の上にクッキングシートを敷いておき、スコーンを並べたら、刷毛で余っていた卵を表面にのみ塗る
側面に垂れないよう、気を付けましょう - 170度のオーブンで約15分焼く
完成
割れ目も綺麗な、ふっくらしたスコーンです。クロテッドクリームやマスカルポーネチーズ、生クリームとよく合います。お好きなジャムをたっぷりつけて、お楽しみください!
スコーン作りは、意外と初心者さんでも挑戦しやすいレシピですので、是非お試ししてみてください!
コメント
ドイツ在住者です。スコーンが好きでこれまで色々なレシピで作ってみましたが、こちらのレシピが1番でした。まさにこんなスコーンが焼きたかった!というようなレシピでした。レシピをシェアして頂きありがとうございます。