今回はスウェーデンを中心にクリスマスの時期に食べて楽しむ、ルッセカット(Lussekatt)のご紹介です。
アドベント期間(クリスマスの約4週間前からクリスマス当日までの期間を楽しむ、キリスト教の習慣)に食べるのはもちろんですが、特に現地では12月13日の聖ルチア祭でも、よく作られるパンだそうです。
特徴として、S字型に成形するパンです。地域によっては様々な形があると、調べていてわかりました。しかし今回は一番定番だと言われているS字でご紹介しています。
またサフランたっぷりのパン生地が特徴で、黄金色のようなキラキラした黄色が美しいパンでもあります!
そんなルッセカットですが、”ルチアの猫”を意味するそうです。コーヒー、もしくはグルックと呼ばれる、所謂ホットワインと一緒に楽しみます。
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
8個分
55ml | 牛乳 |
ふたつまみ | サフラン |
35g | 無塩バター |
190g | 準強力粉または中力粉 |
30g | グラニュー糖/砂糖 |
3g | ドライイースト |
25g | 溶き卵 |
30g | 無糖ヨーグルト |
ひとつまみ | 塩 |
適量 | レーズン (仕上げ用) |
サフランの準備
- 牛乳を耐熱容器に入れ、レンジで60℃ぐらいになるよう温める
調理用温度計を使用しましょう!ない場合はある程度温かい温度になったらOK! - サフランを包丁で細かく切る
- 牛乳にサフランを加え、ラップをして、30分室温保管
- 30分後、スプーンなどでかき混ぜ、綺麗な黄色になっていたらOK!
生地作り
- 無塩バターをレンジに入れて溶かす
- 別のボウルに準強力粉、グラニュー糖、ドライイーストを入れて、ゴムベラで混ぜる
- サフラン牛乳、溶き卵、無糖ヨーグルト、ゴムベラで更に混ぜる
- 塩、溶かしバターを加え、引き続き混ぜ続ける
- 手でひとかたまりになるように、生地をまとめる
- 台に移し、5分手ごね
右ななめ上、左ななめ上とV字型にこねることで、力もこめやすくなり、生地をツヤが出ます
生地を薄く伸ばして簡単に切れなければOK
- 表面がピンとなるように丸める
- 布巾をかけて40分発酵
参考…室温22℃ 湿度46%
成形
- 生地を真上からグーでつぶし、空気を抜く
- 40gずつ合計8個に分ける
余った生地は均等に振り分けましょう - 生地を丸いボールにように成形する
手をこのように軽くまげ、台の上で生地をクルクルさせましょう
ピンと表面がなめらかなボール状になります!
- 布巾をかけて10分生地を休ませる
- 10分後…
生地のピンと張った表面を裏返し、そこから30㎝ぐらいの棒状に手で伸ばしていく
- 両端を写真のように曲げて、中心に向かってくるくる巻いていく
- 8個全て同じように成形
- クッキングシートを敷いた天板の上に、成形した生地を並べ、再び布巾をかけて30分発酵
仕上げ
- 余っている溶き卵を、刷毛で生地全体に薄く塗っていく
- クルクル巻いている中心部に、レーズンを1個ずつ差し込んでいく
- 200℃で10分焼く
完成
現地のレシピを色々調べた際に、もっとサフランが入ったものもありました!
割ってみると、黄金色が美しく、焼き上がりもサフランの香りがたまりません。
ぜひスウェーデンのクリスマス気分をお試ししてみてください!
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