800年の歴史を持つ伝統菓子・
ホ―ニッヒクーヘン(Honigkuche)
中世12世紀頃から伝わるお菓子・Honigkuchen(ホ―ニッヒクーヘン)、はちみつケーキのご紹介です。たっぷりのはちみつとバター、そしてスパイスブレンドがポイントの素朴なケーキです。
はちみつケーキの歴史は古く、およそ紀元前350年あたりのエジプトで食べられていたという記録もあります。
ドイツでは12世紀頃から作られ始め、その栄養価の高さと保存期間の長さから、寒い長い冬をしのぐために食べられていました。
修道院でもお菓子として浸透し、レープクーヘンのうちの一種類として、クリスマスに食べる伝統菓子のひとつとなりました。
確かにはちみつも高カロリー、スパイスも効いて体によさそうですが、食べすぎには注意が必要です…!
食感も歴史を持つ菓子なので、現代の味と比較すると独特です。
パウンドケーキのような…スポンジケーキよりは固いような…でもカステラとも違う…不思議な食感です。
今回はアーモンドとドレンチェリーを使用しましたが、クルミや他のナッツを使用しても美味しいです。
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
- はちみつバターシロップ
100g | はちみつ |
40g | ブラウンシュガー |
60g | 無塩バター |
- 生地作り
100g | 薄力粉 |
小さじ1/2 | ベーキングパウダー |
小さじ2 | シナモンパウダー① |
小さじ1 | クローブパウダー① |
小さじ1/2 | ナツメグパウダー① |
小さじ1/2 | しょうがパウダー① |
小さじ1/2 | アニスパウダー① |
1個 | 卵 |
30ml | 牛乳 |
16個 | ドレンチェリー② |
60g | 皮なしアーモンド |
①ドイツ在住者はLebkuchen Gewürz(レープクーヘンスパイスパック)で代用可
その場合はシナモンパウダー小さじ1が必要
※お好きなスパイスやご自宅にあるスパイスをご使用いただいてもOK
ミックススパイスに関しては、こちらに詳しくまとめています、ぜひ合わせてご覧下さい
②ドレンチェリー(苦手な方は缶詰のさくらんぼも可、ただし水気をよく切ること。水気が多いと重いので沈んでしまいます。無くても可)
③20×20㎝の四角い型を使用します(ご自宅にある型で代用してもOK)
はちみつバターシロップ作り
- はちみつ、ブラウンシュガー、無塩バターを鍋に入れて中火で完全に溶けるまで温める
沸騰させるとはちみつの風味が飛ぶので注意 - ボウルに移して人肌程度になるまで冷ます
生地作り
- 薄力粉、ベーキングパウダーをこしてボウルに入れる
- スパイス類を加える
レープクーヘンスパイスパックを使用する場合
レープクーヘンスパイス大さじ1とシナモンパウダー小さじ1を加えてください - 泡立て器でよく混ぜる
- 温めたはちみつバターシロップを加える
- 卵、牛乳を加えてゴムベラで混ぜる
粉っぽさが無くなるまで混ぜる
仕上げ
- 型に生地を流し込む
- 平らに伸ばす
- 小さなナイフで16等分する
- ドレンチェリーを四角形の中央にのせる
- 皮なしアーモンドを花びらのように置く
- 焼き色を見ながら15-20分焼く
完成
ドイツをはじめヨーロッパでは伝統菓子がたくさんありますね!これからも伝統菓子や、人気のあるお菓子、僕のオリジナル創作お菓子など、たくさんご紹介していけたらと思っていますので、よろしくお願いします!
レシピのご質問などもお気軽にお問い合わせください。こちらからできる範囲でアドバイスをさせて頂きます!
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