ドイツではフロレンティーナ(Florentiner)、フランスではフロランタン(Florentins)と呼ばれています。どちらも、フィレンツェの人、フィレンツェの、という意味です。
イタリア北部の都市・フィレンツェを指す言葉ですが、実はフィレンツェは関係がありません。名前の由来は所説ありますが、フランス人のフロランという方が作ったから、とも言われています。
このお菓子はバターや砂糖に、アーモンドをたっぷり混ぜて焼いて作る、とてもシンプルで簡単な焼き菓子です。
今回は王道にアーモンドのみを使用して作りましたが、ご自宅に余っている例えばオレンジピール、レモンピール、クランベリー、ドライフルーツ、ほかのナッツ類などと合わせて作っても美味しく召し上がれます。
製菓材料が余っているときの使い切りレシピとして、オススメですし、簡単なプレゼント用クッキーとしてもオススメです!
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
25ml | 生クリーム |
20g | 無塩バター |
10g | はちみつ |
55g | 砂糖 |
55g | アーモンドスライス |
15g | アーモンドダイス |
適量 | ビターチョコレート |
今回は直径5㎝のシリコン製のカップケーキ型を使用し、そこに生地を詰めて焼きました。
※型が無い場合
クッキングシートを敷いた天板に、生地をそのまま敷いても焼けます。
作り方
- 鍋に生クリーム、無塩バター、はちみつ、砂糖を加えて、沸騰させる
- 沸騰してから約2分ほど煮詰める
- ボウルに予め入れおいたアーモンドスライス・アーモンドダイスに、鍋の材料を加えて、よく混ぜる
ここでアーモンド類と一緒に、ご自宅にあるお好きな材料を追加してもOK
- よく混ざったら、生地を型に入れる
水をつけたスプーンを使うと、アーモンドがくっつきにくいのでオススメ!
焼くと生地が広がるので、あまり入れすぎないようにしましょう。
薄い方が焼き上がりにカリっとし、美味しく召し上がれます!
※型が無い場合※
- クッキングシートを敷いた天板に、平らになるよう、薄くなるよう伸ばしながら、生地を乗せる
- 焼き上がり後は、そのまま粗熱が取れるまで待つ
- 注意
熱いままだと、生地が固まっていないので、うまく切れません。
また冷ましすぎると、固くなりすぎて生地が切れなくなるので、注意が必要です!
- 注意
- 粗熱が取れたら、包丁などで長方形や正方形などお好きな形に切ってOK
- 180度のオーブンで10分焼く
- 粗熱がとれた後、型から外してケーキクーラーなどで冷ます
焼きあがった直後はまだ固まっていないので、型からうまく取り外せません!
冷めるまで待ちましょう
- 裏に塗る用のビターチョコレートを用意する
適量のビターチョコレートを用意し、包丁で細かく切る
動画では約50g使用していますが、適量・目分量でOK - そのうちの2/3をレンジでチンをし、溶かす
残り1/3を更に包丁で細かく切る - 溶けたチョコレートに細かく切った1/3量を加え、混ぜて全体を溶かす
- 裏面にチョコレートを刷毛で塗る
お好みでホワイトチョコやミルクチョコなどに変えてもOK
しかし元が甘いレシピなので、ビターチョコの方が甘さが引き締まり、オススメです! - チョコレートが乾くまで、風通しの良い涼しいところで保管
冷蔵保存で乾燥させると、湿気を吸ってサクサク感が無くなるのでオススメできません。あくまで自然乾燥の方が美味しく召し上がれます!
完成
とても簡単な焼き菓子のご紹介でした!
ドイツではアーモンドの代わりに、ヘーゼルナッツをお入れた、Nusskracker(ヌスクラッカー)も見かけますね。こっちはナッツがごろごろ入っているので、とても固いです💦
薄力粉などのグルテンの入っている材料も使用していないので、グルテンアレルギーの方にもオススメですね。
残った製菓材料を使い切りたい時に、ぜひお試ししてみてください!
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