バラ香る!アーモンドを使った
180年以上の歴史を持つお菓子
Bethmännchen(ベートメンヒェン)は180年もの歴史を持つ伝統菓子です。レシピは今でも受け継がれ、現在も愛されています。作り方もシンプルで、生地を混ぜて焼くだけなので、初心者の方でも作りやすいです。
このお菓子はドイツ・フランクフルト地方を中心に長年愛されています。およそ1800年代に、Bethmann(ベートマン)家に仕えたお菓子職人が考案しました。
たっぷりのマルチパン(マジパン)にアーモンドを加え、更にローズウォーターを使うことでバラの匂いが香る、エレガントなお菓子です。
※マルチパン(マジパン)とは砂糖とアーモンドを練り合わせて作った甘い菓子。
ボール状に丸めた生地にアーモンドを3枚付けるのが特徴なのですが、実はこのアーモンドはベートマン家の子供たちを表しているとされています。
当初は4人だったベートマン家の子供たち。そのため4枚のアーモンドを付けていましたが、その後1人なくなってしまった為、現在の3枚で受け継がれています。
材料
200g | マルチパン(マジパン) |
50g | 粉砂糖 |
1個 | 卵 ※卵白1個分、卵黄半分を使用 |
大さじ2 | 薄力粉 |
大さじ1 | ローズウォーター(食用) |
約100g | 皮なしアーモンド |
大さじ1 | 牛乳 |
アーモンドを切る
- 皮なしアーモンドを半分に切る
生地作り
- マルチパン、粉砂糖、卵白1個分、卵黄半分、薄力粉、アーモンドプードル、ローズウォーターをボウルに入れ、手で混ぜる
- 粉っぽさが無くなるまで混ぜる
成形
天板にクッキングシートを敷く
- 少量を手に取り、生地を丸めていく
大きさを統一すると綺麗に見えます。目安としては直径1~2㎝ぐらいの小さなコロコロした大きさです。
オーブンを170度に予熱しておく
- 半分に切ったアーモンドを生地にくっつけていく
- 半分残っている卵黄に牛乳を加え、刷毛で一つずつ丁寧に塗っていく
- オーブンで15分焼く
完成
ベートメンヒェンのご紹介でした。現代的なモダンなお菓子とは異なる、素朴でホロホロとした食感です。
ドイツやヨーロッパは伝統や歴史を大切にしていく文化があるので、時代が変わってもその昔の味を大切にしよう、という考え方があります。僕たちもその考え方には賛成です。
今後もヨーロッパのあまり日本ではメジャーではない伝統菓子をご紹介していけたらと思っております。ご興味がある方は是非お試ししてみてくださいね!
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