Ochsenaugen(オクセンアウゲン)は直訳で”牛の目”という、ドイツでは一般的なジャム入りクッキーです。大きな特徴は、クッキー生地の上に、マジパンの入った生地を絞り出し、真ん中にジャムを入れて焼くことです。
日本ではマジパンが手に入りにくいこともあり、アーモンドプードルで作れるレシピを考案してみました。クッキー生地はサクサク、アーモンド生地は柔らかく、ジャムとの相性もいいクッキーです。
マジパンに関してはこちらの記事で詳しくまとめています。
通常は丸い形で売られていますが、バレンタインも近くなっているため、ハート型で作ってみました。実際に、バレンタインや母の日が近づくと、ハートも形で販売するパン屋さんやお菓子屋さんもありますね。どういう形にするかは自由なので、ぜひお好きな形でお試しください!
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考ください。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
6個分(7cmハート型)
- クッキー生地
50g | 無塩バター |
25g | グラニュー糖 |
ひとつまみ | 塩 |
1個(20g) | 卵黄 |
75g | 薄力粉 |
- マクローネンマッセ(アーモンド生地)
100g | アーモンドプードル |
35g | 粉砂糖 |
ひとつまみ | 塩 |
1個(30g) | 卵白 |
大さじ1/2 | 薄力粉 |
大さじ1 | 水 |
適量 | いちごジャム |
仕上げ用…大さじ3のアプリコットジャム、大さじ1の水
クッキー生地
- 無塩バターをボウルなどに入れ、事前にレンジに入れて柔らかくする
- そこへグラニュー糖、塩を加えて、クリーム状になるまでゴムベラで混ぜる
- 卵を1個、卵黄と卵白に分けて、卵黄だけ加えて混ぜる
卵白は後で使用するので冷蔵庫に入れておく - 薄力粉を漉して加え、ゴムベラでサクサクと上下に切るように、ひとかたまりになるまで混ぜる
- ラップに包んで、2時間以上冷蔵保管
- 天板にクッキングシートを敷いておく
- 台に打ち粉をして、麺棒で3㎜くらいの厚さにのばす
冷蔵庫から出したばかりの生地は固くなっているので、少しこねてから、麺棒でのばすとやりやすいです。
- ハート型で抜いていく、今回は7㎝のものを使用
- 180℃で7分焼く
アーモンド生地とジャムをのせた後にもう一回焼きます。
焼き色がつきすぎてしまうと、次焼いたときに焼き色が濃くなってしまいます。最悪、味にも影響してしまうので、あまり焼い色をつけずに、焼きすぎないようにしましょう。
マクローネンマッセ(アーモンド生地)
マクローネンマッセはマジパン、粉砂糖、卵白で作るシンプルな生地です。
焼き菓子に使用します。
- ボウルに、アーモンドプードル、粉砂糖、塩、クッキー生地を作る際に残った卵白、薄力粉と水を加えてよく混ぜる
この分量でちょうど絞りやすいくらいの固さだと思いますが、もし固すぎるなと感じたら、水を少量追加してください。
- 8㎜の星形の口金を絞り出し袋に入れて、生地を入れる
- 焼いたクッキーの外側に沿って、なるべく同じ太さで絞り出していく
- いちごジャムを真ん中に入れていく
絞り出し袋が一番やりやすいとは思いますが、スプーンで入れてもOK。表面が平らでなくても、オーブンに入れると、熱で柔らかくなり、平らになります。
- 180℃で焼き色を見ながら10分から12分焼く
- 粗熱を取れるまで待ちます
仕上げ
- アプリコットジャムと水を鍋に入れる
- 中火で沸騰させる
- 全体に塗っていく
- アプリコットジャムが固まるまで待って完成
完成
このマクローネンマッセを使うお菓子はドイツに多数あります。また違うお菓子をご紹介できたらと思います。
ドイツでは通年売られているお菓子ですが、バレンタインにもぴったりだと思います。ぜひお試しください!
アレンジ方法
前述しましたが、形に関しては基本的に自由です。ドイツでは丸形が一般的ですが、ぜひお好きな型を使用して、焼いてみてください。
中に入れるジャムも、イチゴの他に、アプリコット、ラズベリー、ブルーベリーなど、お好きなジャムを使用してOKです。たとえば、イチゴで赤、アプリコットでオレンジ、ブルーベリーで紫など、たくさんの色を使用して作ると見栄えもきれいになりますね。少し手間はかかりますが、味にもバリエーションが増えておもしろいかなと思います。
どういう大きさで作るかも自由ですね。ドイツではかなり大きい形で売られていますが、小さく作ってもかわいくできると思います。
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