キャラウェイシード、またはキャラウェイは日本ではあまり馴染のない香辛料かもしれません。しかし、ドイツやヨーロッパ諸国ではよく使われます。
ドイツの名物料理、ザワークラウトというキャベツを使った料理にも、欠かせない香辛料の一つです!
他にもパン、スープなど、いろいろなものに使われます。
今回はこのキャラウェイシードの魅力、使い方について説明していきたいと思います。
<結論:キャラウェイシード>
ヨーロッパの料理には欠かせない香辛料の一つ!
言葉の意味
ドイツ語でキャラウェイはKümmel(キュンメル)と呼ばれています。
種はドイツ語で、Saat(ザート)あるいはSamen(ザーメン)なので、KümmelsaatかKümmelsamen、と言えます。たいていの場合は種はつけずに、Kümmelだけで売られています。
一つ間違えてはいけないのはKreuzkümmel(クロイツキュンメル)です。とても似ている名前ですが、全くの別物です。
Kreuzkümmelはクミンを指し、主にアジア圏で用いられる香辛料です。外見も似ていますし、植物的な分類でも同じ種類なのですが、味や風味が全く違うので注意してください!
詳細
歴史は古く、紀元前3000年前からある香辛料だと考えられています。キャラウェイはドイツやヨーロッパでは割とポピュラーな香辛料です。粉末状のものも手に入ります。
実は味に関しては、現地の人たちでも好き嫌いがわかれる香辛料です。とくに粒をそのまま加えるタイプの料理は注意が必要です。粒をそのまま食べると、とても味が強く、口の中に味が強く残ります。
味はほのかな甘味と、苦みも少しします。香りは爽やかな柑橘系のようなスーっとする感じです。
効果
キャラウェイは香辛料として、味に影響をあたえるだけではなく、栄養学的にもいい効果を発揮します。
一般的にキャラウェイは食物繊維が豊富で、貴重な脂肪分、タンパク質を多く含んでいます。この香辛料は消化を助ける働きがあるので、昔から脂肪分の多い食材、あるいは胃もたれしやすい食材と合わせて使われることがとても多いです。
例えば、お肉やキャベツなどです。特にキャベツを使った料理にはよく使われます。
他にも、抗酸化作用や、キャラウェイオイルには炎症を抑える効果や、大腸がんの予防など、たくさんの良い効果がある、と言えます。
使用方法
パウダー状のものは、そのまま他の香辛料のようにかけて使えます。少し濃い茶色が付くので、色合いにこだわりがある場合は、種状のものを使用しましょう。
しかし、種状のものは味が強いので注意が必要です。パンにはそのままかけたり、練りこんだりして使われることが多いです。デコレーションの役割もあるので、僕がYoutubeやブログに投稿している玉ねぎのケーキのレシピにも、そのまま使用しています。
ザワークラウトなどのキャラウェイの風味を強く残したい、でも種自体は残したくない料理の場合には、小さな袋に入れておき、煮るときに加えます。こうすることで袋からキャラウェイの味が出た後に、まとめて取り除くことができます。
まとめ
ドイツでも昔から使われている香辛料です。スーパーなどに売っているパン用のミックススパイスにもこのキャラウェイは使用されています。
なかなか日本では手に入らないかもしれませんし、好みも分かれる味ですが、入れると本場の味を体験できるので、興味があればぜひお試ししてみてください!
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