ドイツのレアチーズケーキ・Käsesahnetorte(ケーゼザーネトルテ)は、ドイツのフレッシュチーズ・クワルクを使用したレアチーズケーキです。ドイツ全土とオーストリアでもよく見られるケーキの一つです。
ドイツのパティスリーではよく販売されています!今回はみかんを使用しましたが、お店によっては違うフルーツを使ったもの、フルーツ無しもよく見かけます。
基本的には2枚のスポンジに挟まれて、中にクワルクのクリームがたっぷり入ったケーキです。上には粉砂糖がたっぷりかかっています。
クワルクに関してはこちらにまとめているので、ぜひご覧ください!ドイツで人気のフレッシュチーズの一種で、パンに塗ったり、グラノーラ(ミューズリー)に加えたりと、様々な食べ方がある、面白い乳製品です。
じくクワルクを使用したドイツのベイクドチーズケーキのレシピはこちらです。このベイクドチーズケーキも、ドイツでは大変愛されている一品です!
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レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考ください。
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材料
15㎝ケーキ型・1台分
- スポンジ生地
30g | 薄力粉 |
1個 | 卵 |
30g | グラニュー糖 |
10ml | 牛乳 |
10ml | サラダ油 |
- クワルクのクリーム
3g | 粉ゼラチン |
15ml | 冷たい水 |
115ml | 生クリーム |
100g | クワルク※ |
大さじ1 | レモン汁 |
25ml | 牛乳 |
30g | グラニュー糖 |
※クワルクはMagerstufe(マーガーシュテューフェ)、脂肪分の一番低いものを使用しました。脂肪分の多い種類でも同じようにできますが、脂肪分の少ない方が軽くフレッシュな感じになり、多いとよりクリーミーになります。
この他にみかんの缶詰を約100g、仕上げ用に分量外の粉砂糖を使用します。
型の準備
- 15㎝型にサラダ油を薄く塗る
- 底にクッキングシートを敷く
スポンジ生地
- 薄力粉を計る
手早く作業するために先に計っておきます - ボウルに卵を割って入れる
- グラニュー糖を加える
- 湯煎用に水を鍋に入れて沸騰させる
- 火を消し、卵を割り入れたボウルをのせて泡立てる
グラニュー糖が溶けるまで温めます。温めすぎると卵が固まってしまうので、沸騰したらすぐに火を消して、卵が温まりすぎないようにしましょう
- 湯煎から下ろし、ハンドミキサーで白くもったりするまで泡立てる
ミキサーを持ち上げて泡立てた卵を高い位置から落としたら、跡ができるくらいまで泡立てます
- 牛乳とサラダ油を加え混ぜる
- 最初に計った薄力粉を漉して加える
- 下からすくうように混ぜる
- 型に流しいれて平らにする
- 180度のオーブンで12分焼く
竹串を真ん中に刺して、何もついてこなかったら焼けています
- 粗熱が取れたら、小さいナイフの裏側で型と生地の間に切込みを入れる
- 型から外し、ケーキの周りのボロボロした生地を落とす
- 底についているクッキングシートを外す
- 半分に切る
下半分の厚みを意識しながら切ると、綺麗に切りやすいと思います
- 底の部分を15㎝のセルクルに入れる
最初に使った15㎝型でも代用可能です
みかんの準備
- みかんの缶詰を開ける
今回使用したの1缶300gの缶詰でした。実際に使用したのは約100gです。
- ざるに取る
- クッキングシートにのせて水気を切る
- 更にクッキングシートをのせて使用するまで置いておく
クワルクのクリーム
- 粉ゼラチンに冷たい水を加え、使用するまで冷蔵庫に入れておく
- 生クリームを7分立てくらいに、ゆるめに泡立てる
- クワルクをボウルに計る
- レモン汁を加えて混ぜる
- 別のボウルに牛乳、グラニュー糖を計って入れる
- レンジに入れてグラニュー糖が溶けるまで温める
- ふやかしたゼラチンを入れて溶かす
- クワルクを少量、ゼラチンに加えよく混ぜる
- よく混ざったらクワルクに加え、さらによく混ぜる
こうすることで温度差が少なくなり、ゼラチンがだまになりにくくなります - 泡立てた生クリームを少量加えよく混ぜる
- 残りの生クリームを加え、下からすくうように混ぜる
仕上げ
- クワルクのクリームを少量型に入れて平らにする
- みかんを並べる
なるべく隙間なく並べるのがオススメ!食感が良くなります!
- 残りのクリームを入れて平らにする
- もう一枚のスポンジ生地をのせて、3時間以上冷蔵庫に入れておく
- 型に切り目を入れるか、型を温めて外す
- 粉砂糖をふるう
完成
ヨーグルトよりコクがあり、クリームチーズより軽くフレッシュなケーキです。
重いドイツケーキが多い中、このケーキは非常に食べやすいです。日本でもクワルクがテレビで取り上げられたりしているようなので、これからトレンド食材になるかもしれません!
ぜひクワルクが手に入るようならお試ししてみてください!
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