ドイツでは母の日に、花束を贈る人が多いです。そこで今回はそれにちなんで、お花のケーキを作ってみました!またムースケーキなので焼かない・オーブン不要のレシピです。
味付けに使用したのは、エルダーフラワーのハーブティー用の茶葉です。ドイツではハーブティーはスーパーやドラッグストアに多くの種類が売られており、身近な食品です。
そのエルダーフラワーと味の相性の良い、ヨーグルトとベリーを合わせてみました。デコレーションにはエディブルフラワー(食用の花)を使っています。
ほんのりお花の良い香りと、ベリーとヨーグルトで優しい・癒しの味に仕上げました!
<ポイント>
- エルダーフラワーが手に入らない場合は、エルダーフラワーをカモミールに置き換えて作ることもできます。
もしどちらも無い場合、牛乳90mlと茶葉の代わりに、牛乳60mlのみを加えてください。その場合は普通のヨーグルトムースになります。 - エルダーフラワーハーブティーはドイツではとても一般的で、そのかわいらしい匂いを楽しむだけではなく、風邪やインフルエンザの症状にも効果があると言われています!発汗作用・利尿作用に優れていると言われ、ドイツでは体調を整えるためにハーブティーを飲むことが多いです。
今回は香り付けとして使用しました!
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
- ケーキの土台
25g | 無塩バター |
60g | ワッフルロール※ |
※ワッフルロールはお好みで、クッキーやビスケットで代用可
- ヨーグルトムースケーキの準備
60g | 冷凍ベリーミックス (生の果物でもOK) |
9g | 粉ゼラチン |
45ml | 冷たい水 |
5g | エルダーフラワーハーブティー |
90ml | 牛乳 |
250ml | 生クリーム |
120g | ギリシャヨーグルト (無糖ヨーグルトでもOK ただし水切り方が良い) |
30ml | レモン汁 |
60g | 粉砂糖 |
- ベリーとヨーグルトのムース、エルダーフラワーのムース
適量…ドライエディブルフラワー(食用のお花)
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- レモンゼリー
2g | 粉ゼラチン |
10ml | 冷たい水 |
15ml | レモン汁 |
20ml | グラニュー糖/砂糖 |
20ml | 水 |
事前準備
- 15cmのスクエア型を使用
※15㎝ホールケーキ型を使用する場合…材料0.8倍
※18㎝ホールケーキ型を使用する場合…材料1.1倍
いずれも高さ5㎝で計算しています
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ケーキの土台
- 無塩バターをレンジか湯煎で溶かしておく
- 別のボウルなどにワッフルロールを入れ、麺棒の端などで細かくする
少し大きさが大きめでもOK - そこへ溶かしたバターを加え、スプーンなどでよく混ぜる
- 型を用意し、中にクッキングシートを敷く
底に敷くだけでOK!側面には敷く必要はないです
僕はアルミホイルを敷いてからクッキングシートを敷きましたが、固定されるのであれば省略可能です!
- 型の中にワッフルロールを入れ、スプーンなどで押し付け、平らにする
- 使用するまで冷蔵保存
ヨーグルトムースの準備
- 冷凍ミックスベリーを解凍させておく
新鮮な生のベリーを使う場合はそのままでOK - 粉ゼラチンに冷たい水を加え、スプーンなどでかき混ぜたら、使用するまで冷蔵保存
- 鍋に牛乳を入れ、沸騰させる
- 沸騰したら火を消し、エルダーフラワーハーブティー茶葉を加える
使用するまで室温で保管 - 別のボウルなどに生クリームを入れ、ハンドミキサーでゆるめに泡立てる
今回はピンと角が立つほどしっかり泡立てなくてOK! - 泡立てた生クリームを半分に分ける
それぞれエルダーフラワー用・ベリー用として使用します
- ギリシャヨーグルトの分量を量り用意しておく
※水切りヨーグルトでも代用可能ですが、その場合は予め水切りした方がクリーミーな仕上がりになるのでオススメです! - レモン1個を絞る
絞る前に手でコロコロと少し押し付けながらレモンを転がしてから絞ると、絞りやすくなり、レモン汁が出やすくなります!
- 鍋にレモン汁、粉砂糖、冷蔵保存していたゼラチンを入れて、中火でゼラチンが完全に溶けるまで温める
焦げやすいので火加減に気を付けましょう! - ゼラチンが溶けたら火から鍋をおろし、ゴムベラでひとすくい分ぐらいの少量のギリシャヨーグルトを鍋にいれ、泡だて器で素早く混ぜる
- 混ぜ終わったら、もう一度同じギリシャヨーグルトの量を加え、同じように泡だて器で素早く混ぜる
- よく混ざったら、今度は鍋に入っているものをギリシャヨーグルトが入っているボウルに全て入れ、泡だて器で素早く混ぜましょう
こうすることで、ゼラチンが全体にいきわたり、ダマになりにくくなります! - そのギリシャヨーグルトを半分に分ける(およそ120g~125gが目安)
こちらもエルダーフラワー用・ベリー用として、後程使用します!
ベリーとヨーグルトのムース
- 解凍しておいたベリー(もしくは生のベリー)を、フォークなどでつぶす
※今回は少しベリーの粒感を残したかったのでフォークでつぶしましたが、お好みでハンドブレンダーでピューレにしてもOK! - つぶしたベリーをベリー用のヨーグルトへ入れて、ゴムベラでよく混ぜる
ゼラチンが固まらないよう、少し急ぎ足で作業を行いましょう! - ベリー用の生クリームを3回に分けて加え、その都度ゴムベラでよく混ぜる
ゴムベラでよく混ぜるコツとして、中心から外側へ…下からすくうようにして、生クリームが潰れないよう意識しながら、混ぜましょう!
- 型に流し込み、パレットナイフやスケッパーを使って、平らにする
ある程度全体に広げて、ゆっくり上をなぞる感じのイメージです!
- 再び冷蔵保存
エルダーフラワーとヨーグルトのムース
- 鍋に入れ室温で保管していたエルダーフラワーを、こす
ゴムベラで茶葉をこし器に押しつけるようにし、しっかりこしましょう - エルダーフラワー用のヨーグルトにこしたエルダーフラワーを加え、ゴムベラでよく混ぜる
もしここでゼラチンが固まってしまった場合は、レンジで少し温め、液体状にしておいてください!
少しトロミがついている状態がベストです!
- ベリー用のときと同様に生クリームを3回に分けて加え、その都度ゴムベラで下からすくうように・中心から外側へ混ぜるようイメージし、よく混ぜる
- 冷蔵保存していた型に流し込み、同様に平らにする
- 数回トントンと軽く台に型を打ち付け、空気を抜く
- エディブルフラワーを全体に振りかける
お好きなエディブルフラワーを使用してみてください!
- 再びトントンと軽く型を台に打ち付け、冷蔵保存
レモンゼリー
- 粉ゼラチンに冷たい水を加えて、使用するまで冷蔵保存
- 鍋にレモン汁、グラニュー糖/砂糖、水を加えて、沸騰させる
- 沸騰したら火を消し、冷蔵保存していたゼラチンを加えて、鍋を回してよく混ざるようにする
- 粗熱が取れるまで室温で保管
- 冷蔵保存していたケーキの上から、レモンゼリーを注ぐ
適温は30℃前後です。体温より少し冷たいぐらいが目安になります。
冷たすぎると…すぐ固まってします
温かすぎると…ムースが溶けてします
温度管理が難しいので、調理用温度計の使用をオススメします!
- 冷蔵庫で最低3時間保管
仕上げ
- 型を外す前に、ナイフで型に沿って四角形に切れ目を入れる
この時ナイフの刃でない方を使い、切れ目を入れていきましょう - 型やクッキングシートなど全て、そっと優しく気を付けながら外す
- 四角形の4辺を薄くカットし、側面が美しく見えるようにする
薄く切った部分は味見をしてお楽しみください!
完成
とても優しい味なので、世代を問わず好かれるケーキかなと思います!
またエルダーフラワーの香りもフワッとして上品ですし、ベリーともよく合います。
ぜひ母の日や、誕生日、特別な日のケーキに作ってみて下さい!
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